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高校の新入生歓迎ライブで初デビューを果たした○場(現:アナーキー)は、周りの不評にも目もくれず新たなプランを練っていた。また、○場のステージパフォーマンスに自分の求めていたバンド像を重ねあわせた○崎(現:クーデター)は、これまで組んでいたバンドを脱退し、爆殺のギタリストとして正式に活動することを表明していた。ベースとドラムには全くこのバンドの参戦に乗り気ではなかった同じ部活の一員である○村(現:カンフー)と、○崎とともに長らくバンドを共にしてきた関○(後:ボーン)をなかば強引にその気にさせ任命した。かくしてバンドは他のバンドとは全く違う方法論を打ちたて、アナーキー、クーデター、カンフー、ボーンの布陣で再スタートを切ったのだった。
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新体制初ライブは高校の学校祭だった。耳を破壊する爆音と、後先考えない終始全力のパフォーマンスによるピストルズナンバーの演奏は、荒削りにもほどがあったが、多くの若きオーディエンス等に誰もが全く知らなかった古きよき「ロックの持つエンターテイメント」を認識させたのだった。勢いに乗った爆殺は、地元のレストラン跡で行なわれていた対バンに二回出演した。この時期に今のライブでもお馴染みの演出が確立され、少しずつではあるが老若男女問わずファンを獲得していった。一方で、破天荒な立ち回りに眉をひそめる同業者の辛辣なコメント、爆殺ステッカーを貼ったロッカーが破壊されるといった事件がしばしばあったが、もはやその程度では止められないほど爆殺は勢いに(調子に)乗っていた。 |
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