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高校三年のときの新入生歓迎ライブを境に爆殺は少しずつ衰退の一途を辿る。ここまでのはちゃめちゃな気合一発を前面に出したショウにオーディエンス、そしてメンバー自身もマンネリを感じていたのだ。メンバー全員がバンドに対して新たな要素を盛り込もうとしていたが、その方向性はバラバラだったし、お互いのアイデアを具現化するほどの表現力もなかった。爆殺はここに来て、理想と勢いだけではどうにもならない大きな壁にぶち当たったのだ。状況を打破するには、腰を据えたトレーニングが必要であった。が、各人の進学問題、バンド以外での場の活動の活発化が、バンド練習に割ける時間を大きく減らしたため、結局今までのショウの焼き直しをやらざるを得なかった。高校卒業後、メンバーはそれぞれの進路を歩み、全国へ散り散りとなってしまう。爆殺は事実上約一年間の活動休止を余儀なくされたのだった。 |
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